みくにだより

№681~平成30年5月1日発行

「仲間にいれて!」「いいよ!」

園長 細井 典子

 新入生の皆さん、園生活に少しずつ慣れてきた頃でしょうか。赤バッジのさっちゃんはまだ友だちがいません。いつも、ひとりですべり台をしたり友だちの様子を見たりしています。『本当は私も友だちが欲しいのに。どうしたら友だちが出来るんだろう。何っていうのか、わからないなあ・・・』

 そんな、ある日のこと。園庭に出ると近くにいた子が「いれて!」と言うと周囲の2、3人の子が「いいよ!」「いいよ!」と答えていました。『へえ~。いれて、いいよって言うのかな?』でも誰にいれて!と言うのかしら?私が「いれて」と言ったら誰が「いいよ」を言ってくれるのかしら…?

 園庭の真ん中でそんなことを考えていたら、黄色バッジ年中のまみこちゃんが「いっしょに、ケーキをつくらない?」と誘ってくれました。うれしくて、うれしくて一緒に桜の木の下へ行くと、もう2、3人の友だちがケーキを作っていました。「まみちゃん、早く来て!ここにいちごをのせてよ」とあいちゃんが言っています。「待ってよ。すぐに行くから!」まみこちゃんは走っていってしまいました。

『私は、そうすればいいの?お姉さん、私もケーキ作ってみたいなあ』とさっちゃんが考えながら立っていると「いれて!って言ってごらん!」とあいちゃんが大声で言いました。『えっ!わたし?!恥ずかしいなあ…でもケーキ作りたいなあ…』さっちゃんは、もぞもぞして下を向いています。

 すると、黄色バッジのまみこちゃんとあいちゃんが、赤バッジのさっちゃんの両側について「いれて!って言うんだよ」「いっしょに言ってみよう!」と言いました。「じゃあ3人で言ってみようか?」「へんなの?でも、いいよ」

 「(せーので!)いれて!」「いいよ!」3人で一緒に「いれて」も「いいよ」も言っちゃいました。そして3人で手をつないで、「いれて!いいよ!」「いれて!いいよ!」「いれて!いいよ!」と大きな声で3回言いました。ありがとう、お姉さんたち。

 もうさっちゃんはひとりで言えるよ。恥ずかしくないよ。お姉さんたちといっしょに言っていたら自然に言えるようになっちゃったよ。さっちゃんは今度はひとりで言ってみました。「いれて!いいよ!」

 仲良くなるための魔法の言葉は先生が教えてくれなくても遊びの中から伝わっていくようです。いつの日か、わからないけれども、勇気を出して言ってみましょう。「いれて!いいよ!」

 

【うさぎの名前が決まりました!】

 新学期と共に、みくに学園へやってきたのは、茶色の毛のオスのうさぎ『きなこ』です。

好きな食べ物は、キャベツ、ニンジン、リンゴです。

皆で大切に育てたいので、「木の葉や小枝、おもちゃはうさぎ小屋の中に入れないでね」「大きい声を出さないでね」と伝えています。

私は「今日のリンゴは皮ばかりだけど、甘くておいしいのよ。長生きしてね」とやさしく語りかけてみました。皆さんもぜひ仲良くなってください。

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